さいたま市、荒川区、足立区でサッカースクールを開校している

エスペランササッカースクール代表のリンです。

今回のブログはめちゃくちゃ長いです。。。汗

読者のみなさん。すいません(T_T)

皆さんは、とてつもない努力をした時期はありますか?

学生時代、社会人になってから。

受験勉強、スポーツ、楽器の演奏などなど

どんなことでも良いのですが、おそらく皆さんにもあるのではないかと。

他者より圧倒的な努力をして、成果が出た時

人は自信を得るんだと思います。

エスペランサに通っている子たちにも、いろんな試練が訪れるはず。

そんな時に、コーチのこの話を思い出して、数々の試練を乗り越えていってほしいです。

小学生時代のリンコーチは、サッカーのことしか考えていない

いわゆるサッカー少年でした。

いろんなサッカー大会で入賞をし、もらったメダルの数は30個を越えていました。

そして、楽しかった小学生でのサッカーライフを終え、中学生に進学します。

そこで、まずは第一の挫折を味わいます。

小学生から中学生に進学すると、サッカーの環境がガラリと変わります。

グランドの広さ、ボールの大きさ、ゴールの大きさ

身体の成長が早い子ならまだしも、小さい子にしたらこの環境の変化は死活問題です。。。

中学入学時のリン少年

身長138.2cm
体重33kg

※中学1年生の時の通信簿の実際の数値です。

成長が激しく遅かった僕は、小学生時代に通用していたことが全く通用しなくなりました。

大きくて、足が速く、身体能力の高い相手に成す術もなく

所属チームではレギュラーになれず、中学3年生にやっと情け程度に出れる始末でした。

ほんと、この中学3年間のサッカー人生は今思うと地獄でした。

楽しかったサッカーがつまらなくなり、練習にも全く身が入りませんでした。

そんな不毛な3年間を過ごし、高校に入学します。

選んだ部活はもちろんサッカー部ですが、

ここでもやはり、挫折を味わいます。第二の試練ですね。

高校入学時、中学3年間で少しは成長したものの、4月の身体検査を終え

身長154cm
体重45kg

でした。

監督は、こんなヒョロヒョロで小さい子なんてすぐに辞めると思っていたようです。

それでも僕は、

新しい環境でのサッカーに戸惑いつつも、心機一転がんばろうと張り切っていました。

サッカー部員は

高1が20名
高2が40名
高3が30名

で100名弱。

たしかあれは、高1の夏休みだったはず。

部員全員で遠征をすることになり、100名ほどいた部員は、Aチーム・Bチーム・C、D…とチーム分けをされていきましたが

僕と、ほんの2,3名の子の名前だけ、そこにはありませんでした。

怪我人は遠征メンバーには入りませんが、僕は怪我をしていたわけではないのに。。。

サッカー部員ほとんどが参加する遠征に、参加もさせてもらえないレベルなんだと。

もしくは、辞めさせようとしていたのかもしれません。戦力にならないから。

この時に、やっと気づきます。

周りの部員たちと自分に圧倒的な実力の差があるということを。

身体的な問題だけではなく、技術・体力においても足りていないんだと。

本当に悔しかったです。

みんなが遠征に行っている間、コーチも不在で学校に残り自主練習をしている自分が惨めでなりませんでした。

でも、大好きなサッカーを辞める気にはならず

どうせやるなら、自分の限界までやってみようと。

とにかく、できることを全部やろうとこの時、心に決めました。

ここから、みんなとの差を埋めるために猛烈な追い込みが始まります。

サッカー部の練習以外の時間で

朝練(6時~8時)
夜練(19時~21時)

を行い、それでも足りないと感じたので

3時間目の休み時間10分で昼食を済ませ、

4時間目が終わった昼食休み(45分)も練習時間に充てました。

周りの部員からは、頭がおかしくなったんだと思われていたでしょう。

そして、夜練習後に牛乳1リッター&プロテインを飲み

行き帰りの電車の中(20分間)は、つま先立ち

自宅で入浴後の、筋トレ、柔軟体操を毎日、欠かさず行い

体重、食事メニュー、練習メニューを毎日記録

とにかく自分が考えて、できることは全てやりました。

これを半年ほど続けた高校1年生の3月。

もう高3が引退して、高1と高2だけの新チームになっていました。

急に、Aチームの試合に呼ばれることになります。

これまで監督に相手にもされなかった自分がいきなり飛び級で、その試合に呼ばれ

運良く、その試合でのプレーが評価され

3月末からはAチームに名を連ねることになりました。

公式戦のユニフォームをもらった時の感動は今でも忘れません。

自分がやってきたことは間違いじゃなかったんだと、とても嬉しかったです。

そして、この時の努力が今の自分の生き方に繋がっています。

努力は、いつかは実を結ぶということ。

コツコツ地道に続けていれば、チャンスがやってくるということ。

この3月でエスペランサを卒業していく6年生が、10名ほどいます。

サッカーを続ける子もいれば、違うスポーツを頑張る子、他分野に挑戦する子もいる。

中学時代もそうですが、高校を卒業し、社会に出るといろんな試練にぶち当たります。

そんな時

他責にせず

今一度、自分を見つめ直し、

限界まで努力し継続し、

どうにか成果を勝ち取ってほしいです。

特に自分自身で、やると決めたことには、全身全霊で取り組んでほしいですね。

そうすれば、どんな分野であれ、

その時の努力の継続力というのは、

別のものに置き換えた時にも絶大な力を発揮すると思います。

結局コーチは、夢だったサッカー選手にはなれなかったけど

いま、サッカーを仕事にこんなに楽しく毎日を過ごしています。

みんなも、ぜひ夢を掴み取ってください。

今日はここまで。長い長い話を最後までお付き合いいただき、ありがとうございました~!