さいたま市、荒川区、足立区でサッカースクールを開校している

エスペランササッカースクール代表のリンです。

エスペランサの練習は、必ず最後に

「ありがとうございました!」という挨拶で終わります。

まずはコーチが先に「ありがとうございました!」と伝え、その後に子供たちから「ありがとうございました!」と挨拶があります。

チームによっては、キャプテンが「気を付け~!今日も指導ありがとうございました!」と言ったり

「整列!お疲れ様でした!」などの挨拶もありますね。

どれも練習を締めくくるためには大事な挨拶なので、否定はしませんしそのチームの伝統が染みついているものなので、チームに合った挨拶で良いと思います。

この挨拶に関して、自分なりのこだわりがありまして。

これは、指導を始めた22歳の頃に遡ります。社会人1年目のリン青年は母校の少年団のコーチとして、週に2回指導に携わることになります。

大学まで現役バリバリでサッカーを真剣にやっていたプライドと、子供たちをどうにか強くしてあげたいという想いで、常に指導には全身全霊で取り組んでいました。

けれども、僕が伝えたいことが子供たちには半分も伝わっていないんです。

全然、僕の指導通りにできない子供たち。なんて当時は思っていました。

でも、ふと考えたんです。これは指導者の自分に責任があるのではないかと。教え方が悪いのか。選ぶ言葉が悪いのか。もっと動きも交えて教えたりするべきなのか。

この頃からです。たくさんの本を読み始めました。サッカー指導に関しての本、子供の発育や成長過程についての本、はたまた子供の叱り方の本まで。

この時に勉強に励んだことと、日々の練習で創意工夫してきたことが、今の僕の指導に繋がっています。

そして、毎日の練習でよ~く子供たちを観察してみることで、たくさんの発見があったんです。

指導を始めた当初は、”自分が教えてあげる”というなんとも上からの視点で子供たちをみていたのですが、実は僕が子供たちから教わっていたんだと。あとになって気づきました。

今では、練習の最後に、

まず僕のほうから、今日も学ばせてくれてありがとうという意味を込めて、「ありがとう」という挨拶をするようにしています。

子供たちは、それぞれいろんな輝きを放っています。タイプの似たような子はいても、全く同じ子というのは存在しません。

そんな彼らから、驚きを、感動を、学びを、喜びを得られる、このサッカーコーチという職業が僕は大好きです。

みんな、いつも本当にありがとう。

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